最高速が落ちた。止めると、もう掛からなかった。

火花と燃料を確認しても直らず、駆動ケースを開けて原因を見つけました。

走行中に「最高速が落ちたな……」と思っていました。

停止してプラグを確認した後、エンジンは初爆もなく、まったく再始動できませんでした。

思い当たるところを一つ一つ確認しましたが、どれも原因ではなく、当時は一時、廃車も考えました。

発生した順序

  1. 走行中に力が落ちた以前より最高速が低下したと感じました。
  2. 停止してプラグを確認したプラグは乾いたきつね色でした。
  3. 火花を確認したプラグを外した状態では火花が飛んでいました。
  4. 再始動できなかったキックでもセルでも初爆がなく、掛かる気配がありませんでした。

最初に確認したこと

  • プラグの濡れと焼け色
  • プラグを外した状態での火花
  • 新品交換済みの負圧燃料ポンプ
  • 燃料フィルターと燃料ホース
  • リードバルブブロック周辺の二次エア
  • マフラー詰まり
  • CDI、イグニッションコイル、ステーター周辺
  • ピストンとシリンダーの抱き付き

一つ確認するたびに期待しましたが、エンジンは掛かりませんでした。

火花は見えた。それでも掛からなかった

プラグを外すと、火花は飛んでいました。

点火部品を替えても、初爆はありませんでした。

燃料系を確認しても、変化はありませんでした。

プラグが乾いていたため、燃料不足も疑った

プラグが濡れていなかったため、キャブレターまで燃料が届いているか、負圧ポンプが動いているかも確認しました。

負圧ポンプと燃料フィルターは新品でした。

燃料系を見直しても、初爆は戻りませんでした。

一時は廃車も考えた

点火、燃料、吸気、排気、圧縮を順に確認しても掛かりませんでした。

部品を替えても変化がなく、原因が見えない状態が続きました。

直せないなら手放すしかないのか、と考えた時期です。

火花と燃料で直らない。次はクランクシールを見る

2ストロークエンジンは、クランクケース内の圧力変化で混合気を送ります。

クランクシールが外れると、一次圧縮が抜けます。

すると、火花があっても混合気をうまく送り込めません。

プラグが乾いている。

火花も見える。

それでも初爆がない。

この状態なら、部品を交換し続ける前に、左右のクランクシールを目で確認します。

異常な力不足が出たら、そのまま走り続けない

安全な場所へ停止し、エンジンを止めます。

再現のために高負荷走行を繰り返しません。

最後に見つかったのは、外れたクランクシールでした

AF27の駆動ケース内でクランク軸から外れていたクランクシール
駆動ケースを開けると、クランクシールがクランク軸側へ外れていました。

これが、エンジン不動の原因でした。

私は、最高速低下と再始動不能が、同じ原因で起きたと思っています。

速度が落ち始めた時点で、クランクシールが外れ始めていたのではないか、と考えています。

火花と燃料を確認しても、初爆がないときは、クランクシールも早めに確認します。

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