走行中に「最高速が落ちたな……」と思っていました。
停止してプラグを確認した後、エンジンは初爆もなく、まったく再始動できませんでした。
思い当たるところを一つ一つ確認しましたが、どれも原因ではなく、当時は一時、廃車も考えました。
発生した順序
- 走行中に力が落ちた以前より最高速が低下したと感じました。
- 停止してプラグを確認したプラグは乾いたきつね色でした。
- 火花を確認したプラグを外した状態では火花が飛んでいました。
- 再始動できなかったキックでもセルでも初爆がなく、掛かる気配がありませんでした。
最初に確認したこと
- プラグの濡れと焼け色
- プラグを外した状態での火花
- 新品交換済みの負圧燃料ポンプ
- 燃料フィルターと燃料ホース
- リードバルブブロック周辺の二次エア
- マフラー詰まり
- CDI、イグニッションコイル、ステーター周辺
- ピストンとシリンダーの抱き付き
一つ確認するたびに期待しましたが、エンジンは掛かりませんでした。
火花は見えた。それでも掛からなかった
プラグを外すと、火花は飛んでいました。
点火部品を替えても、初爆はありませんでした。
燃料系を確認しても、変化はありませんでした。
プラグが乾いていたため、燃料不足も疑った
プラグが濡れていなかったため、キャブレターまで燃料が届いているか、負圧ポンプが動いているかも確認しました。
負圧ポンプと燃料フィルターは新品でした。
燃料系を見直しても、初爆は戻りませんでした。
一時は廃車も考えた
点火、燃料、吸気、排気、圧縮を順に確認しても掛かりませんでした。
部品を替えても変化がなく、原因が見えない状態が続きました。
直せないなら手放すしかないのか、と考えた時期です。
火花と燃料で直らない。次はクランクシールを見る
2ストロークエンジンは、クランクケース内の圧力変化で混合気を送ります。
クランクシールが外れると、一次圧縮が抜けます。
すると、火花があっても混合気をうまく送り込めません。
プラグが乾いている。
火花も見える。
それでも初爆がない。
この状態なら、部品を交換し続ける前に、左右のクランクシールを目で確認します。
異常な力不足が出たら、そのまま走り続けない
安全な場所へ停止し、エンジンを止めます。
再現のために高負荷走行を繰り返しません。
最後に見つかったのは、外れたクランクシールでした

これが、エンジン不動の原因でした。
私は、最高速低下と再始動不能が、同じ原因で起きたと思っています。
速度が落ち始めた時点で、クランクシールが外れ始めていたのではないか、と考えています。
火花と燃料を確認しても、初爆がないときは、クランクシールも早めに確認します。